2013年10月1日火曜日

都市・記憶にまつわる映画、ざっくり挙げました by taki

東京、都市に関する映画・映像作品を挙げてみますー

まずは直球のタイトルから、日本映画史に残る名作から。空間と記憶編?

小津安二郎「東京物語」
都市生活する娘・息子のところに田舎から両親がやってくる・・・・普遍的なテーマの作品です。



小津安二郎は空間の撮り方がユニークです。結婚して娘が出て行った父親の気持ちを表したシーンのカメラワークが必見の「秋刀魚の味」。東野英治郎演じる元教師のラーメン屋さんもいい味だしてます。


そんな小津安二郎に関するドキュメンタリーをヴェンダースが作りました。ヴィム・ヴェンダース「東京画」
http://www.youtube.com/watch?v=5qpO0jtJCSI&noredirect=1

クリス・マルケル「サン・ソレイユ」
同じく日本大好きのフランスの映画作家、クリス・マルケルが日本について作った作品。原題「Sans Soleil」は「太陽が無い」の意。TSUTAYAにないかも知れませんが、イメージライブラリーにあると思いますので見てみて下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=JamGQOhCe_khttp://www.youtube.com/watch?v=JamGQOhCe_k

ここから都市のトラウマ編?

「ゴジラ」本多猪四郎 1954
都市の破壊というより、地震・台風・放射能・軍備・・・といった日本人の潜在意識にある恐怖感が黒い巨大な生き物として都市に現れる。



「コヤニスカッティ」ゴッドフリー・レッジオ 1982
「コヤニスカッツィ」とは、アメリカ先住民ホピ族の言葉で「常軌を逸し、混乱した生活。平衡を失った世界」だそうです。大きいレンタル屋さんでドキュメンタリーとかアートのコーナーにあります。
 

ソクーロフ「太陽」(2005)
ロシアのソクーロフは昭和天皇から焼野原となった東京を舞台に、マッカーサーとの関係など、ファンタジーとして描きます。


イニャリトウ「バベル」
一見関係ない地球上の都市、辺境が少しずつ絡み合う物語。東京のシーンでは、無許可のゲリラ撮影で渋谷のスクランブル交差点など撮ってます。


海外の都市 編、ここから。

上記のヴェンダースの「ベルリン・天使の詩」1988


いろんな映画作家がパリの街を愛のテーマで撮り下したオムニバス「パリ、ジュテーム」

それのNY版。見たけどあまり記憶にないのは何故でしょう???

「ゴモラ」マッテオ・ガローネ 2008 イタリア、カモッラ。裏社会、しかないというか裏社会だけで構成されているような街。ほとんどドキュメンタリーのような映画。 まだまだいっぱいあるのでまた書きます。taki

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